犬の食事と健康

犬の肥満

犬はいつも食べているフードより、ジャーキーなどのおやつの方が好きなようです。
人間の食べ物(犬には味が濃いです)も大好物です。

愛犬の「ちょーだい!ちょーだい!」攻撃の言いなりになっていると・・・・・。
とんでもないことになります。(→o←)ゞ


飼主としては、おやつを食べて喜んでいる愛犬の姿を見ているだけで幸せかもしれません。
食事中におねだりされると、「ちょっとだけならいいか!」なんて
油断してしまいがちです。
でもそれが習慣化され、毎日少しずつの積み重ねが肥満の元になります。


だって、昨日もらえたおやつ。
今日はダメ!なんて犬は納得してくれません。
愛犬のおねだり攻撃は、ますます過激になりますよね。


ペット用のおやつや人間の食べ物は、塩分も多いです。
食べすぎからくる体の変調は、いろいろあります。

  ・糖尿病
  ・腎臓病
  ・心臓病
  ・椎間板ヘルニア
  ・高血圧
  ・脂肪肝
  ・皮膚炎
  ・難 産
  ・耐暑性(耐熱性)の低下  などです。

大切な愛犬の寿命も縮まります。
病気の治療費だってかかります。
愛犬の肥満は、犬にも飼主にも何の得にもならず、逆に悲しい結果をまねきます。


愛犬が太っていないかどうか、一度犬の肋骨や腰をさわって
肥満度チェックをしてみましょう。


 【やせ過ぎの犬】
 肋骨のでこぼこ感が、ハッキリわかります。
 犬を上や横から見たときに、ウエストが異常にくびれ、
 骨格が浮き出ています。

 【正常な犬】
 肋骨にもさわれるし、適度に皮下脂肪もついています。
 腰も少しくびれています。

 【太りすぎの犬】
 体が脂肪でおおわれていて、肋骨や骨盤にさわることができません。
 腰のくびれも見当たりません。
 お腹は脂肪で盛り上がり、横にも張り出し、下にも垂れ下がっています。


愛犬の正常な体重を知り、体重チェックも定期的に行いましょう。

   
私の場合、ウチの愛犬を抱っこして体重計に乗り、
そこから私の体重をマイナスして、愛犬の体重チェックをしています。


犬だけを体重計に乗せても、ジッとしてくれないので
この計り方が、ベストのようです。 φ(..)メモメモ


以前お散歩で、肥満犬のダックスちゃんに会いましたが、
お腹が地面すれすれでした。 ( ̄□ ̄;)!!


思わず、飼主さんの顔を見てしまいました。
だって、飼主さんがこんな犬にしてしまったわけですから。
犬の肥満は全て、飼主さんが原因です。


 「 おやつ = 間食 」
絶えずコレを意識しなければいけません。


もしご自分の愛犬が肥満犬、あるいは肥満犬予備軍なら・・・・。
今すぐに、「肥満犬脱出計画」を実行しましょう。


【肥満犬脱出計画】


◆運動量を増やす

当然、取りすぎたカロリーを消費しなければいけません。
普段の散歩を長めにしましょう。
早足で歩いたり、ランニングも効果があります。


ただし、心臓疾患や呼吸困難がある場合は、無理はできません。
一度、動物病院に相談しましょう。


◆食事を見直す


 ・おやつを一切与えない。

 ・ドッグフードを減量タイプに変える。
  動物病院で、肥満用の食事を処方してもらうのも良い。

 ・多頭飼いなら、他の犬と一緒に食事を与えない。

 ・食事回数を増やし、1回分の食事量を減らす。
  ⇒ この方が犬は満腹感を持つそうです。
    「どうぶつ奇想天外!」で言っていました。

 ・ 家族が食事する時は、犬を別の場所に移す。

 ・犬の体に負担がかからないように、3〜4ヶ月ぐらいかけてゆっくり減量する。



iconicon 特選吉岡フード アダルトライト・チキン icon

成犬の肥満用フード。
炭水化物を抑え体脂肪をつきにくくしています。



iconicon ナチュラルハーベスト フィットネスライト icon

鳥獣肉類を使わず、良質の白身魚と植物性原料のみで作った
低脂肪、低カロリーのフード。
肥満やアレルギーに悩む愛犬に。



iconicon ロイヤルカナンマキシライト icon

15ヶ月以上の大型犬の肥満気味のわんちゃんに。



iconicon ナチュラルバランス・ウルトラプレミアム・リデュースカロリー(ダイエット&シニア)  icon

栄養バランスに優れたとても嗜好性の高い「減量」という名のプレミアムフード。
ダイエット犬や運動量の少ない老犬にお勧めします。

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人間でもダイエットをするのは大変なことですよね。
犬の減量も、犬にストレスをかけることになります。


一度太った犬は、太りやすい体質になっています。
リバウンドしないように、減量後も体重管理をしっかり行ってください。


普段から偏食があったり、自家製の食事しか食べない犬になっていませんか?
トッピングしないと食事をとらないワガママ犬もいるようです。


肥満以外にも、何かの病気で処方食を取らなければいけない時に、
ワガママ犬の食事には手を焼くことでしょう。


「食事を嫌がると好きなおやつや、人間の食事をもらえる!」と犬に思われていませんか?


こんなことにならないように、普段から飼い主さんの態度が犬の健康を左右するということを頭に入れておいてくださいね。


ウチの愛犬、トイプーゆずも1歳の時に、いつものフードを全く食べなくなったときがありました。


突然のことだったので、私はオロオロしてしまいました。


じゃこをトッピングすると、じゃこしか食べないんです。(T_T)


トリミングのお姉さんに相談してみました。


「お腹が空いたらそのうち食べるようになるよ。
2,3日食べないからといって、犬が死ぬわけでもないから、
他のものをやったり、おやつでごまかしたらダメよ!」

とアドバイスをもらいました。


本当にそのとおりでした。
もうちょっとで、ワガママ犬にするところでした。


犬でも食欲がないときだってあるんですよね。
人間と同じです。(私はないけど・・・。)


  ⇒ちなみにフードを食べない時は衛生上の面からも、一旦食事を下げましょう。


また人間の食事を、ウチの愛犬は欲しがりません。
そりゃあ、与えれば喜んで食べるでしょうけど、
食べさせてもらったことがないので、まさかもらえるとは思っていないようです。


家族の食事中も大人しくしています。
  (おりこうさんでしょ!)


これもみんな、愛犬にいつまでも元気で長生きしてほしいからです。


欲しがるから食べさせるのではなく、食事時間や場所をキチンと決めて、
肥満体質にならないように、愛犬の健康管理をしっかり行いましょう。


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2006年09月30日 17:26