『多頭飼い』　犬を飼っている人なら、誰でも一度は憧れますよねぇ。
でも、その前に次のことを、必ず知っておかないと、
あとで、大変なことになりますよぉ！

１頭目の犬との暮らしにも少しづつ慣れて、
さぁ、次は２頭目の犬をとお考えの方。

「犬には犬が、一番の遊び相手でしょ！」
「ウチの犬に彼女ができたら、きっと喜ぶんじゃない！」

なんてことを、よく耳にします。
さてさて、あなたの犬が本気でそんなことを考えていると
思いますか？？？

犬が一番幸せなのは、リーダーであるあなたに守られ、
可愛がってもらっていることなのです。

それなのに、ある日突然ライバル犬が出現！
しかも、家族全員がその子犬の方にばかりかまって、
お世話しているのです。

飼い主さんの愛情が半減した。

　
いや、事態はもっと深刻かもしれません。

飼い主さんの気持ちが、もう自分には向かないんだ！
と落胆していることも考えられます。

やさしい性格の犬だったら、子犬を受け入れているようにも見えちゃいますが、本当は飼い主さんを信じなくなり、くら〜い性格の犬に変っているのかもしれません。

気の強い犬ならば、新しい犬とケンカ争いになることもあります。
(　血ぃ見るでぇ！(+o+)　）

新しく来た犬は、自分の方が可愛がられていると勘違いし、
先にいた犬を、邪魔者扱いにします。

先の犬の上に乗ったり、飼い主さんを遠ざけたりと、
いろいろ意地悪をしたりもします。

後輩なのにえらそうにするんやないで！と言いたいけど、
たぶん、飼い主さんも子犬の可愛さに負けてメロメロ状態かもね。

そのうち、先にいた犬よりも自分の方が上だと思い、
次のターゲットを飼い主さんに向けてきます。

飼い主は先に飼った犬も守れない。

つまりこの群れにはリーダーはいないのだと、勘ちがい子犬は、
飼い主さんに、吠えたり咬んだりすることも起きてきます。

また、リーダー争いを犬たちに任せた場合、
何度かのケンカのあと、群れが落ち着いたかのように思えたとします。

しかし、群れの秩序は、自分たち犬が決めたこと。
つまり、もう飼い主さんがリーダーではないということです。

その後に、リーダーでなくなった飼い主さんに怒られても、
犬たちは気にもしなくなります。

また、いっぱいほめてもらっても、犬たちは、
以前のように心から喜ぶこともありません。

それって、飼い主にとって一番悲しくツライことじゃないですか？

キミに良かれと思って、２頭目を飼ったのよ！
「　親の気持ち、子知らず　」じゃよ・・・・・・・・トホホ