育児ノイローゼならず育犬ノイローゼにかかっていませんか？

『こんなははずではなかった！』
『どうして教えていることをおぼえないの？』
『なぜこんなバカ犬を飼ったの！』

などと悩んでいるのはあなただけではありません。

たしかに、子犬を迎える時は、『いい子に育てよう！』
『さぁ幸せな愛犬ライフが始まるよ！』
『ドッグカフェにも連れて行きたい！』
などと色々胸ふくらませて、ワクワクしていたはずです。
私も「飼い方の本」などを何冊も読んで、これでしつけはばっちり！とあれこれ試してみました。

ところが、いざしつけを始めると
トイレは好きなところにしまくる。
体を触るたびに甘がみ、いやいや本気がみ?!
タオルやスリッパを狂ったように振り回す。
クッションや座布団は噛みちゃちゃくでボロボロ。
スピードスケートのように部屋中をぐるぐる走りまわり、見てるほうが目が回る。

『可愛い姿に騙された×』　『悪魔のようなヤツだ×』
と初めの心意気はこっぱみじんにくだけちり、
期待していた愛犬との夢のような暮らしが、ほんとに夢に終わりそうな気分でした。

飼う前に、ハウスやカラーやリードを選んだり、犬の雑誌や写真集などをながめていたころが一番幸せだったかもしれない。あのころに戻りたい。
と、まさしく『育犬ノイローゼ』にかかってしまいました。

しかし、公園などでお散歩させている人などに聞いてみると、かなり多くの飼い主さんが同じような悩みをもち、それを乗り越えたり又はあきらめたりしていることを知り、
『私だけじゃなかったんだ』と安心したことを覚えています。

そうなんです。犬と暮らすほとんどの飼い主さんが一度は経験する悩みだったのです。
決して、あなただけではありませんよぉ！
と声を大にしてあなたに伝えたいです。

子犬のしつけで悩んでいる方はもちろん、もう成犬なんであきらめていますなんて方。
ダメですよぉ！！！！！
悪サンボ犬に慣れてしまっていませんか？
何才でも直らないってことはないのです。

それは、あなたが選んだ犬が悪いのではなく、
あなたが愛犬の心の動きや習性をわかってあげていないだけなのです。
そして、しつけの本に書かれたまちがった育て方をしているだけなのです。

「犬のしつけ」をする前に、まず犬ってどんなヤツなのかを考え、
どんなことをしてあげたら喜ぶのか？
どんなことを苦痛とするのかを知る必要があります。

犬の本当の気持ちをわかってあげると、問題犬からおりこー犬に変身できます。
「あの悪サンボ犬はいったいどこに行っちゃったの？」
と真の楽しい幸せな愛犬ライフがスタートします。

人間と犬との習性のズレさえ取りのぞいてやれさえすればイイだけなんですから。