ウチの愛犬・トイプードル「ゆず」。
初めはとっても凶暴でした。

目がすわっていて、歯がつねにむき出し。
とても愛玩犬には見えませんでした。

今、ゆずの犬友だち仲間にそんなことを言っても誰も信用してくれません。
でも本当なのです。

ウチに来た頃は、とても恐い顔をしていました。
見るもの全てに噛み付いていました。

プードルを飼っている人どおしでよくこんな会話をされています。
　「プードルってとっても飼いやすい犬ですよね。
　　　賢いからしつけも楽だし、ほとんど手もかからずに大きくなりました。」

私も一応ひきつりながら、「そうですよねぇ。。。」なんて答えますけど、
　　（ウチはそうではなかった！という話は長くなるので）
心の中では、大否定！
　　（大否定なんて単語があるのかどうか知らないけど、大否定なのだ！）

ゆずがどうして凶暴だったのか？　　⇒詳しいことはコチラ

ねっ！
ゆずが凶暴だったのにはちゃんと訳があったでしょ。
　　　読んだ人だけわかるσ(^-^;)

何をどーしてもゆずと仲良くなれませんでした。
ゆずの目が子犬の無邪気な目ではありませんでした。

その頃の私は職場も新しく変わったばかりで、　←保育園勤務
職場でも悩み、家に帰ったら育犬で悩み。。。

悩みの二重苦でした。

でも保育園の方が楽しかったかな。
元気な子供たちに囲まれていると大変なことも吹っ飛びますから。

くたくたになって家に帰れば、
たまった家事とまたあの凶暴犬の世話が待っている。。。
そんなことを考えると、通勤の自転車をこぐ足もすごく重たかったようです。

帰ればケージの中は噛みちぎったオシッコシートで悲惨な状態。
ゆずもベッドもケージの中もウンコまみれ。

それでもカワイイ顔で「お帰りなさい！」と私を迎えてくれれば、
私もニッコリして後片付けをする気にもなります。

引きつった表情の恐いゆずの顔。
多分私もこのとき、すっごい血相で怒りに満ちた鬼ババァの顔をしていたはずです。

私のブログ仲間のお一人が先日こんなコメントをくれました。

「気持ちをゆったり持ってイライラした生活をしてない飼い主さんと暮らしてる犬は、
ストレスをあまり感じないから良い関係が持てるんじゃないかな？

ストレスを感じながら生きてる子は、人間もそうだけど目が違うよね…。」

まさにそのとおり！
そのときの私に助言して欲しかったセリフ。

愛犬ゆずの育った環境だけが原因ではなかったのです。
新しい家に来てからの生活、飼主のあり方にも
ゆずを凶暴にし続けている問題があったのです。

「私が変わらなければ、この子は絶対変わらない。」
そう思えるようになった私。

そしてゆずの良いところ、可愛いところを探すようになりました。

おもちゃの好きな小犬だったので一緒に遊んだりしながら、
必死になっている姿は客観的に見ると可愛いもんです。

「スワレ」を言わなくても座って首をちょこんと傾げている姿も可愛いかったです。

見方をちょっと変えるだけで、
今まで見過ごしていた仕草や行動にも自然と笑みがこぼれるようになっていきました。

そうなると私の顔つきも変わっていったはず。
ゆずが私のことをジッと注目したりするのです。

視線を感じてふっと顔を上げると、ゆずがこっちを見ている。
ゆずと目が合う。
お互いニコッとする。

「ゆず！」　「ゆず、イイコ♪」

私もゆずに声をかける。
するとまたまたゆずはじぃーーと私を見ている。

二人の間に立ちはだかった大きな壁がだんだんなくなっていくようでした。

そうなると、どんどん私とゆずの関係が変わっていきます。
すごいスピードで変化していきます。

ゆずをほめる回数も今までよりかなり多くなっていきました。
今まではほめることもなかった（気が付かなかった）し、
言葉かけも少なかったみたい。

ゆずもほめてもらえるのが嬉しかったようです。
シッポを思いっきり、これでもかぁ！というぐらい振っていました。

私とゆずの間にあった緊張がだんだん解けて、
お互い相手を受け入れ、そして打ち解けていく感じでした。

こうなると、ゆずがどんなことをしても可愛くて可愛くて仕方がなくなるんです。
もちろん悪いことをしたらしつけますが、
そのしつけも今までと比べものにならないくらいどんどん進んでいくのです。

一番効果があったのは、「トイレトレーニング」と「ツイテ」かな。
今までのは嫌がらせだったの？っていうぐらい日に日にマスターしていきました。

今の正直な気持ち。
犬を迎えてから一番大切なこと。

それは、お互い好きどおしになること。
愛おしいと想い合う気持ち。
相手のことが気になって仕方ないという関係。

愛犬との仲で悩んでいるあなた。
まずはアイコンタクトから初めて下さい。

そして愛犬を一杯愛してあげて下さい。
愛されていると感じる犬は、あなたに一杯の幸せを運んで来てくれます。

もちろん、目先のしつけも気になります。
　　「トイレトレーニング」
　　「ケージから出して出して攻撃」
　　「お散歩でリードをぐいぐい引っぱる」　その他もろもろ・・・。

でも愛されている犬は、あなたさえあきらめなければきっとマスターします。
しつけは後からついていきます。
犬によって個人差がありますが、必ずできる日がやってきます。

今は「犬ってこんなに大変なの？！」と意気消沈されているかもしれませんが、
あなたの愛が愛犬を変えます。

そして愛犬があなたを世界一の幸せモノにしてくれます。

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