色々なしつけ方

無駄吠え

ウチの犬「ゆず」は、こんな時に吠えていました。
電話が鳴ったとき。 チャイムが鳴ったとき。
家の周りで、ふだん聞き慣れないあやしい音を聞いたとき。

よく吠える犬は一般的に、臆病警戒心の強い犬です。


いつも強くて優しいリーダーが側にいて私を守ってくれていると
感じている犬は、あまり吠えません。


臆病犬が吠えた時に、物を投げて脅かしても
なんの解決にもならないことは想像できますよね。


それに、おやつやおもちゃで気をそらす方法も、
そのときは効果があったとしても、あなたやご家族が留守の時は、
誰が犬に、おやつやおもちゃを与えるのですか?


これも根本から、無駄吠えをやめさせる正しいやり方ではないと、
あなたも気づくはずです。


犬は吠えるとき、必ず理由があります。


人間の都合で吠えてほしくないときに、犬が吠えることを
ただ人間が勝手に、無駄吠えと言っているだけです。


無駄吠えをやめさせる前に、まず考えて欲しいことがあります。


犬がどんなことに吠えているのか?
そのとき、犬はどんな気持ちなのか? (・・?


例えばこんな感じ。


『お腹空いたよぉ。早くごはんにしてよぉ!ワンワン!!


『わぁ、知らない犬が近づいて来る・・・。ボク恐いよぉ!ワンワン!!


『今すぐ、散歩に行きたいんだ。早く連れて行って!ワンワン!!


ちなみに、ウチのトイプードル「ゆず」は原産地フランスですが、大阪育ちなので、

『ちょっと、誰か知らんヤツ来とるでぇ。ワンワン!!
『どこのどいつや、オレの昼寝の邪魔するヤツは。ワンワン!!

って感じかな・・・・・。


では、無駄吠えをやめさせる方法にうつります。


犬が吠えてほしくない時に吠えたら、
すぐに犬の口を、下あごからしっかり押さえます。
そして、犬の顔をこちらに向かせ、犬の目を睨みつけて厳しく叱ります。


犬の口を押さえたまま、次は優しくゆっくりほめます。


犬は口を押させられると、吠えられません。


手を離した途端すぐに吠えるときは、すばやく犬の口を押さえ直し、
しっかり叱って、吠えるのをやめさせてから、再びほめます。


吠えたら叱り、やめさせてからほめる。これが手順です。


◆無駄吠えを教えるのには、何日か日数がかかりますが、
集中して練習すると、比較的早くおぼえます。


たとえば、電話の音で吠える場合、ケータイで自宅の電話をワザと鳴らし
犬が吠えるような場面を、より多く作るといいでしょう。


何度か練習をしていくと、今まで「ワン、ワン」と激しく吠えていた犬が
「グフッ、グフッ」と遠慮がちな声を出すようになります。


これは、犬が吠えてはいけないなぁと意識しだした瞬間なので、
見逃さずほめてあげて下さいね


もちろん、同じ場面でもまったく吠えなくなったら、
必ずほめることを忘れずに!

このときは、ちょっとオーバー目にほめてもOKです。


無駄吠えをやめさせるには、犬にこう理解させればいいのです。


『吠えると、大好きな飼い主さんが恐い顔をして叱りにくるの。
 でも、吠えないと優しい笑顔でほめられるんだ!』


叱かるだけで無駄吠えをやめさせようとしても、効果はありません。
( 私も経験済みです。トホホのホ・・・)


「吠えれば叱られる。でも、吠えないとほめられる。」
この二つを、犬にきちんと教えてあげましょう。


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2006年05月07日 10:25