色々なしつけ方
咬み癖
咬むことはイケナイこと、咬んでも何の得にもならないことを
犬に教えましょう。
野生の犬にとっては、獲物を捕まえたり、自分を守るために
咬むことは大事なことでした。
しかし、人間と一緒に暮らす家庭犬には、
咬む行為はまったく無駄で、必要ないものです。
子犬のころの甘噛みを許しておくと、そのまま成犬になって
咬み癖が残ってしまいます。
咬み癖を直すには、子犬のときの方がだんぜん簡単なのですが、
成犬でも直すことはできます。ただ、時間がかかります。
愛犬に咬まれたとき、叩いてやめさせるのは、犬を興奮させるだけです。
叩かれた犬は、もっと攻撃をしかけてくるでしょう。
仮に、叩いた飼い主さんに咬むのをやめたとしても、
次は、自分より弱い子供や女性に対して、闘志を向けることになります。
では、咬み癖の直し方を説明します。
◆犬が咬みにきたら、犬の口を下あごからしっかり押さえ、
犬の目を睨みつけて、「イケナイ」、「NO」と厳しく叱ります。
叱ったあとで、犬がおとなしくなったら、ゆっくり優しくほめます。
これを何度も、繰り返します。
子犬は比較的あきらめも早いのですが、成犬は咬む力も強く、
ケガをさせられないように十分注意しましょう。
あらかじめ、革手袋をはめておくと安全です。
◆犬が後ろに逃げないよう、片手で犬の首を背中側から押さえつけます。
また仰向けにすると、犬は逃げにくくなります。
その状態で、犬の口を下あごからつかみ、睨みつけながら叱ります。
このとき、上あごの方からつかむと、犬は呼吸できなくなります。
苦しくて、もっと大暴れします。
必ず、鼻筋だけはふさがないで下さいね。
◆犬が暴れる時間は、長くて3分ぐらいです。
暴れているあいだは、犬の首と口を必死で押さえて、厳しく叱ります。
決して、逃げられないように頑張ってください。
犬がおとなしくなったら、必ず優しくほめてあげましょう。
咬む犬は、ほんとは臆病犬なのです。
いつもの犬との生活も、なるべく犬を驚かせないように育てましょう。
ものを投げつけたり、大声で叱ったり、叩いたりしてしつけると、
いつもびくびく脅えた犬になります。
あなたがもし犬だったら、そんな育てられ方は絶対イヤでしょう?
犬は、飼い主を選べませんよ! あしからず (T_T)/~~~
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2006年05月06日 22:15