色々なしつけ方

ツイテ 

「ツイテ」とは、犬に飼い主さんの横を並んで、静かに歩かせることです。
特に、都会に住んでいる犬や大型犬には、教えたいしつけです。

お散歩をしていると、車や自転車が犬の間近を走り抜けていきます。
まさに、危険と隣り合わせです。


また、リードいっぱい道に広がって、我がもの顔でお散歩している
愛犬家の方をたまに見かけますが、これは完全なマナー違反です。


私のご近所で、大型犬を飼っている奥さんが、
お散歩のときに、愛犬に思いっきり引っぱられてしまいました。


そのときに、奥さんは変な体制でこけてしまい、足を複雑骨折!
何ヶ月か入院され、足の骨をボルトで固定するはめになりました。
イタタッ!!


ねっ! 「ツイテ」の大切さが分かるでしょ?
「ツイテ」も必ずマスターさせましょう。


「ツイテ」と声をかけると、犬自身が喜んで飼い主さんのそばに
来るようにトレーニングします。


飼い主さんのそばにいると安心できると、犬に思わせればいいのです。
そのためには、犬を引き寄せたときに、必ずほめてあげます


引っぱられて歩くたびに、「ツイテ」と叱りながら引き寄せると、
犬は、「飼い主さんのそばを歩くと叱られる」と勘違いして
余計に離れていこうとします。
  
  ⇒ ウチの犬もそうでした(ーー;)


「ツイテ」を教える前に、「オイデ」をマスターしておいて下さいね。
「ツイテ」のほかに「ツケ」、「ヒール」などの言葉があります。


まず、犬を横につかせて、犬の首輪、またはリードを短めに持ち、
「ツイテ」と優しく声をかけ、1歩だけ前に進みます。


犬が同じように前に出たら横で止めて、すぐに優しくほめます。

ほめたら、「ツイテ」と声をかけ、また1歩だけ進み、横で止まってほめます。


犬が全く歩こうとしないときは、引っぱってでも横につかせます。
そして、ほめます。


また、犬がどんどん歩いて行ったり、走り出しそうな時は、
犬の動きをしっかりと止めてください。
必ず、1歩目のところまで戻り、ゆっくりほめます。


一度でも犬を引っぱって寄せたら、その後ほめることを忘れないで下さい。
「ツイテ」ができないからといって、怒らないで下さい。


何度も何度もこれを繰り返し、犬が抵抗なく横について来るまで
頑張ってくださいね。


次は、「ツイテ」のあと3歩前に進みます
犬が、飼い主さんの横を並んで歩けば、すぐにほめます。


違う方に行こうとしたら、短めのリード、もしくは首輪を引き寄せ、
必ず横につかせて、ほめます。


飼い主さんが引っぱらなくても、犬が自分からついてくるようになったら、
5歩、10歩とだんだん距離を長くしていきます。


犬が離れて行きそうならば、必ず引き寄せ、その後ほめる。
「ツイテ」の意味を犬に教えるつもりで、何度も根気よく続けてください。


犬が「ツイテ」を覚え、横に並んで歩けるようになっても、
10歩に1回ぐらいは、必ず軽くほめてあげましょうね


また、犬が横を歩きながら飼い主さんのことを
チラチラ見ることがあります。


それは、「これでいいの?」って、犬があなたに確認しているので、
その瞬間に「そうだよ。上手だね。」という気持ちを込めて、ほめてあげましょう
 
  ⇒ この時の犬の表情が、たまらなく可愛いです!


「ツイテ」ができたら、毎日のお散歩がもっともっと楽しくなります!


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2006年05月06日 18:21