色々なしつけ方
マテ
「マテ」ができると、生活していく上で
いろいろ便利なことが増えていきます。
ウチの犬は、お散歩前のリードを首輪につけるときが、
もっとも興奮犬になるときです。
リード = 大好きな散歩 と頭の中にインプットされているようです。
お散歩の言葉の意味も、ちゃんとわかっているので、
「お散歩」の言葉でも、うれしさのあまり興奮しちゃいます。
この興奮時に、「オスワリ」させて「マテ」をさせます。
すると、犬は自然と落ち着きます。
こうすれば、リードも簡単につけられます。
では、「マテ」あるいは「マッテ」の練習を始めましょう。
これも動作のしつけなので、できないからといって、
愛犬を叱らないで下さいね。
「マテ」とは、犬に『待っていると、大好きな飼い主さんが戻ってきてほめてくれる』ということを教えることです。
◆まず、愛犬を座らせて、あなたも愛犬の横に座ります。
そして、愛犬の首輪を持ち、愛犬の顔を見ながら、
「マテ」と優しく声をかけます。
そのあと、あなたは首輪を持ったまま、愛犬から顔を背けます。
目線だけを愛犬からそらす。または愛犬を無視するかんじです。
そのままの状態で、愛犬が10秒〜15秒ジッとしていられたら、
愛犬の目を見て、優しい声でほめてあげましょう。
愛犬の名前も呼んであげてください。
これは、「マテ」の言葉の後に、ジッとしていればほめられるということを
犬に教えるトレーニングなので、何度も繰りかえし練習しましょう。
少しずつ、無視する時間を長くしていきますが、
途中で、愛犬が動いたらどうしたらいいの??って思いますよね。
その時は、決して厳しく叱らず、ちょっと不機嫌ですって顔をして下さい。(-“-)
そして、待っていられる時間から、やり直しです。
待っていられる時間だけ待たせて、必ず、優しく愛犬をほめます。
◆1分以上待てるようになったら、愛犬を座らせて、次は愛犬の正面に立ちます。
このとき、首輪にリードをつけておいて下さい。
愛犬の目の前に手のひらを広げ、「マテ」と声をかけます。
このときは、愛犬の目をジッと見つめて下さい。
始めは、5秒ぐらい待てたら、優しくほめます。
愛犬が動いた時は、少し不機嫌な顔をして、できる時間まで戻り、
「マテ」をしてから、必ずほめてあげましょうね。
ここでも、少しずつ時間を長くして、1分ぐらい待てるようになるまで
練習しましょう。
◆次は、「マテ」のあと、リードの長さ分、あなたが犬から離れます。
犬の目を見ながら、あなたが後ずさりしながら下がっていきます。
もしここで犬が動いたら、あなたは不機嫌そうな顔をしながら、
元の位置に戻りやり直しです。
再び、「マテ」と声をかけ、リードの長さだけ犬から離れます。
犬がジッと待っていられたら、あなたは犬のところまで戻り、
すぐにほめてあげましょう。
犬から離れる時間を30秒、1分と少しずつ長くしていきます。
時間は長いほうが良いのではなく、できる時間内で待たせて、
ほめる回数を増やしてあげて下さい。
◆リードの長さで1分ほど「マテ」ができるようになったら、
次は、長めのリードで練習しましょう。
「マテ」のあと、愛犬の目を見て後ずさりします。
犬が動きそうになったら、後ずさりの途中でも「マテ」と声をかけます。
動かないようでしたら、戻った時に必ず一杯ほめてあげましょう。
もし、動いてしまったら、動いたとこらから再スタートではなく、
始めの位置に戻ってやり直しです。
◆10メートル以上離れても、十分「マテ」ができるようになったら
次は、少しやり方を変えます。
「マテ」の指示の後、あなたは愛犬の顔を見ずに
クルっと背を向け、犬から離れて行きます。
適当な距離まで歩いたら、振り返り、愛犬の顔を見ます。
それでも、動かないようでしたら、愛犬のところまで戻り、
一杯ほめてあげましょう。
これも、離れる距離と時間を少しずつ伸ばしていきます。
◆ここまで完成したら、いろんなパターンを試してみます。
「マテ」のあと、どんどん愛犬から離れていき物陰に隠れたり
または、愛犬の回りをグルグル回ってみるのも、おもしろい練習ですね。
どの練習でも、急に時間を長くしたり、急に距離を伸ばしたりして失敗することより、
少しずつ無理のない範囲ですすめていきます。
そうすれば、愛犬を一杯ほめてあげられるし、
犬も、大好きな飼い主さんを待つのが楽しみになります。
根気のいるトレーニングですが、がんばったぶん結果がちゃんと出てきます。
おやつを使わなくても、犬はあなたにたくさんほめてもらって
上機嫌のはずです。
あなたと愛犬は、心で結ばれている証拠ですよ!!
やったー \(~o~)/
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2006年05月06日 08:26