しつけの基本
しつけには二つのタイプがある
しつけをするときに、どちらのタイプかを意識してください。
◎ 動作を教えるしつけ。
◎ 禁止を教えるしつけ。
両方とも、しつけ方が違います。
きっちり理解して、使い分けてくださいね。
◆動作を教えるしつけ
「オスワリ」、「フせ」、「ツイテ」、「オイデ」、「マテ」などです。
動作のしつけには守ってほしいルールがあります。
《1》 決して、叱らない
動作のしつけは、叱りながら行ってはいけません。
嫌がることを無理やりさせるのではなく、
犬自身が、喜んで行う雰囲気を作りましょう。
《2》 行動させてほめるまでが、1セット。
もし、「オスワリ」を教えるのなら、「オスワリ」と言ったあとに
なるべく早く座らせ、すぐにほめる。
ここまでを、必ず実行しなくてはいけません。
座らないからと言って、そこであきらめたり、叱ったりはしないで下さい。
とにかく、その場で必ず座らせて(おしりを押さえてでも)、すぐほめる。
ここまでを行って下さい。
◆禁止を教えるしつけ
甘噛み、無駄吠え、拾い食い、イタズラ、飛びつきなどです。
(甘噛みを例に説明します。)
《1》愛犬が甘噛みをしたら、まず体をつかみ正面から目をにらみつけて、恐い顔できびしく叱ります。
リーダーシップをとる方法で使った「禁止の言葉」で叱ります。
( NO とか イケナイ です。)
このとき、愛犬の名前は呼ばないで下さい。
《2》それでも、まだ甘噛みしてくるときは、愛犬の口を下あごから押さえつけ、しっかり叱ります。
《3》次が、大切なポイントです。
甘噛みをやめたとき、すぐに優しくほめます。
やめて3秒以内です。
叱るだけのしつけでは、甘噛みはいけないことだ犬には理解できても、甘噛みをやめればほめられることは習っていないので、次は噛まないでおこうとまでは、犬は考えないのです。
甘噛みをすれば叱られ、甘噛みをやめればほめられるとセットで覚えさせれば、愛犬は自分から、甘噛みはやめようと思うのです。
これは、甘噛みをするたびに、いつも行いましょう。
さっきは叱られたのに、次は何も言われなかったでは犬も戸惑います。
続けて行いましょう。
他の、「禁止を教えるしつけ」も同じ要領です。
《4》何回か続けて練習をしているうちに、手を差し出しても全く甘噛みしないようになります。
このときは、必ずほめてあげましょう。
多くの飼い主さんは( 私も含め )、叱るしつけはしても、
それをしなくなったときに、愛犬をほめてあげることを忘れています。
禁止のしつけのポイントは、
いけないことをした時はきびしく叱り、止めさせてからほめる。
何度かくり返しているうちに、そのことをしなくなった時も忘れずほめる。
ポイントは、動作をしつけているのか、禁止をしつけているのかを
頭の中で整理することです。
叱らなければいけないところで叱らなかったり、
ほめる場面でいつまでも叱り続けているでは効果なしです。
犬のしつけって、ホントに大変なのです!!!
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2006年04月30日 15:13