しつけを始める前に

叩くことはなぜいけないのか?

人間の手は、愛犬を叩くためにあるですか? 
叩かれて育った犬の心の中をのぞいてみましょう。


《 ある犬の独り言 》


ご主人様は今日もボクを厳しく叩いたよ。
この家に来てから、ずっとボクは叩かれっぱなし。


どこででもオシッコをするといっては叩かれ、
散歩でリードを引っぱるといっては叩かれ・・・・・・・


ご主人様は、ボクが自分の思いどおりにならないとすぐ叩くんだよ。


いったい、ボクはどうしたらいいんだい?


もちろん、、ご主人様の命令には一応従うよ。
でも、それは叩かれるのがイヤだからで、
ご主人様のことを心から信頼しているからでも、
ずっといっしょに暮らしていきたいからでもないんだ。
 

服従するふりをしているだけなのに、
ご主人様は自分がすっかりボクのリーダーになったと
勘違いしているみたいだよ。 
バカなヤツめ!


ご主人様は恐いけど、ここの奥さんや子どもはぜんぜん恐くないよ。
だって、怒り方がやさしくて迫力不足! 
あんなんじゃ、ボクを思い通りにはできないよ。


この前、ご主人様の子どもがいきなりボクに手を向けてきたんだ。
ボクの頭を撫でようとしたらしいけどね。


ボクは人間の手はみんなボクを叩くためのものだと思っているから、
そのちっちゃな手をおもいっきり噛んでやったのさ。


そりゃ、ボクだって叩かれたことのない人生を送りたいよ。


いつも優しくボクを撫でてくれる手なら、
恐くはないし、誰からどこを触られても嫌がることもないし、
ましてや、そんなステキな手を噛んだりなんか絶対しないよ。


犬のボクにだって心はあるんだよ。
いつも叩いてばかりの人に、心を開いて信頼すると思うかい?


ボクの本当の気持ちを知って、ボクとの関係を良くしたいなら、
まず叩くことをやめてほしいよ!


お願いします。もう叩かないで!


ぼくに幸せで平和な毎日を下さい!


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2006年04月24日 15:00