犬を飼うまえに知ってください
今だから言える私の体験談 A
今だから言える私の体験談 @ のつづきです。
バカな私が、おバカな犬をゲット!!!
さてさて、この後が「こんなはずではなかった!」の連続。
まさに、悪戦苦闘の愛犬生活が始まりました。
我が、愛犬トイプードル。 名前は”ゆず”。
ほら、ちょっとお料理にゆずを散らすだけで
そのお料理が、何倍にも深みをまし、美味しくなるでしょう!
なければないで良いけれど、あればもっと良くなる。
犬も別に飼わなくても、ふつうに暮らしてはいけるけれど、
飼えば、家族の暮らしがもっとうるおい、充実したものになる。
そんな存在になってほしくて、犬を飼う1年ほど前から
”ゆず”という名前は決まっていました。
飼う3年前から、プードル積み立てをし、
2年前から、しつけの勉強(しつけ本を読むだけですが)をはじめ、
1年前には、名前まで決まっていた。
すごい、気合の入りようでしょう!
ホントに念願の、待ちに待った、恋いこがれたトイプードルだったのです。
ただ、ゆずが甘がみのひどい、やんちゃな小悪魔だっただけなのです。
何をどうしても、噛んでばかりでした。
体をさわろうと手を近づけてもガブリ!
抱っこしてもガブリ!
おもちゃを渡してもガブリ!
誰がどうこうしてもガブリ!
目の前にあるもの、すべてをガブリ!
自分以外は、何もかもガブリ!
はじめは、たかが子犬の甘がみなんて、大して痛くもないし
つまようじで刺された程度のチクリぐらい、平気!
ちゃんとしつけしたら、そのうち噛まなくなるよって、余裕のヨッチャンでした。
でも、子犬の成長は、竹の子が伸びていくのと同じぐらい、早いもの。
つまようじぐらいの痛みでは、すまされなくなりました。
噛んだ直後に、「NO!」 ← うちの怒るときの決め言葉
と言ってしかるのですが、まったく効き目なし。
あんまり「NO!」「NO!」とさけびまくりすぎて、
そのうち、のどをつぶしてしまいました。
もちろん、いろんな人に相談しました。
『そら、アンタ、犬になめられてるで。 マズルつかんでギャフン言わせなあかん!』
⇒たえず口を開けて、噛む体制の犬のマズルは、怖くてつかめません。
公園で、黒いラブラドールに、いろんな芸をさせているお兄さんにたずねました。
『小型犬のことはよく分からんけど、大型犬は力でねじ伏せていかんと
えらいことになる。バンバンたたいて教えこむよ。
この犬は俺のこと怖いから、俺の言うことはよくきく。』
⇒ちょっと、ゆずをたたいてみました。
だめだめ。 よけいに噛んでくる。
いつもカットしてもらっているトリマーさんに聞きました。
『犬が口開けたとき、口の中にげんこつ入れたらイイねん。
ウチの犬はそれで、噛まんようになったよ』
⇒その言葉にすがる思いで、げんこつ入れまくりました。
ゆずの小さなマズルがもうこれ以上開きません、というぐらい
げんこつを押し込みました。
⇒⇒だめでした。
げんこつを見ただけで、もっと攻撃的にむかってくように
なりました。
けっきょく、しつけの本に書かれていた、
イケナイことをしたときには無視して部屋を出て行く。
薄めたお酢のスプレーを吹きかける。
散歩でストレスを発散させる。
おもちゃを噛ませる。
なども、効果なしでした。
つぎに、なぜ”ゆず”がこんなに噛む犬なのか???
そのことを、考えてみることにました。
つづきは、こちらです。
2006年04月10日 16:00