犬を飼うまえに知ってください
自分にあった犬種選び
犬の種類は、たくさんあります。
でも、もともと地球上にいた最初の犬種は今、1頭も存在しません。
すべて、人間が作業内容に合わせて、犬種改良したのです。
自分の欲しい犬が、どういうことを目的で改良された犬かを知ってください。
犬の純血種とは、させたい仕事にあった犬を
何代にもわたって交配し続け、作り上げていったものなのです。
何世代もかかって、その目的にあった体や性格の犬どおしをかけ合わせる。
なんか気の遠くなるような話ですよね。
少し前に、NHKの番組でも取りあげていました。
ご覧になった方も、いらっしゃるのでは・・・・・・。
目的に合わなかった犬は、どうなるのか?
気になるところです。
番組の中では、そういう犬種は子孫に残さないということで排除していましたが・・・。
( 話を元に戻しますね )
もちろん今でも、作業犬として活躍している犬はたくさんいます。
牧畜犬、狩猟犬、運搬犬、護衛犬、愛玩犬。
身近では、警察犬、災害救助犬、盲導犬、介護犬と
聞いてピンとくる方もいるでしょう。
こういうことの得意な犬を、今ではペットとして家族に迎え入れるわけです。
その作業のなごりをもちろん、犬はもっているわけですよね。
◆牧畜犬◆
羊を集めたり、牛を移動させたりして
群れをうまくまとめるのが仕事です。
かしこく忠実な犬なので、ペットとしても人気があります。
自由運動や走り運動もたくさんさせて下さい。
よく吠える犬もいます。
仕事目的から言うと納得ですよね。
小さいときから徹底したトレーニングを。
ウェルッシュ・コーギー、ボーダーコリー、
シェットランド・シープドッグ、ジャーマン・シェパード・ドッグ、
オールド・イングリッシュ・シープドッグ等
◆狩猟犬◆
人間の狩りを手伝う仕事を昔からしていました。
森の中で獲物を見つけ、居場所を知らせ、回収する犬です。
大声で吠えたり、物をくわえて運ぶのが大好きのはずです。
十分な走り運動をさせない、とストレスがたまるのは
理解できますよね。
ピーグル、コッカー・スパニエル、ラブラドール・レトリバー、
ゴールデン・レトリバー、アフガン・ハウンド、ウィペット、
アイリッシュ・セター、バセット・ハウンド など
◆愛玩犬◆
人の心を和ませる役割をずっとしてきた犬たちです。
癒しのプロかもしれません。
多くは小型犬で、人なつこくチャーミングです。
しかし、かわいがると甘やかすは、別問題。
ワガママに育つと、癒しどころか、飼い主さんのストレスがたまるだけ
です。
チワワ、シー・ズー、プードル、マルチーズ、ポメラニアン、
ウィペット、ヨークシャ・テリア、パピヨン、
キャパリア・キング・チャールズ・スパニエル、
プルドッグ、チン、イタリアン・グレーハウンド、ダルメシアン など
◆テリア◆
巣穴を掘りながらもぐり、キツネやアナグマ、ネズミなどを
狩るのが仕事です。
他の狩猟犬とちがうのは、獲物を見つけて、追いつめ、戦って殺す、
そこまでやりとげることです。
かわいい容姿をしていますが、「テリア気質」とよばれる
勝気な性格が見られます。
この犬たちのしつけには、忍耐力が必要かもしれません。
ヨークシャ・テリア、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア、
ダックスフント、ジャックラッセル・テリア、ミニチュア・シュナウザー、
ワイヤー・フォックス・テリア、ケアーン・テリア、
スコティッシュ・テリア など
◆日本犬◆
日本の気候にあった犬です。
昔から、猟犬や番犬として飼われてきました。
知ってますか? あの有名な「忠犬ハチ公」は秋田犬ですよ。
この犬は、警戒心がかなり強いそうです。
いちばん人気があって育てやすいのは、やはり柴犬でしょう。
柴、秋田、紀州、甲斐、北海道 など
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これは、「そういう作業犬だから、どの犬もそんな性格に育つ」と
言っているのでは決してありません。
人間の子育てと同じで、愛情いっぱいかけてあげて下さい。
「よく言うことをきく犬」ではなく、「心が通じあう犬」を目指せば、
どんな犬でも、「作業犬」から「最愛のパートナー」になることでしょう。
ホントに、そうなります!!!信じてください!!!
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2006年04月09日 11:06